テーマ作品展では、東山魁夷（1908-1999）の版画を中心とする当館収蔵品の中からテーマに基づいて作品を選び紹介しており、今回は「風景の奥行き」をテーマに作品を紹介します。

　風景画の遠近感の表現や、絵に込められた奥深い意図を紹介し、絵の中へ誘い込まれるような道が描かれた作品や、移りゆく京都の風情を描きとどめる思いが込められた作品など、魁夷の世界にもう一歩近づくための手がかりとなる作品を展示します。

　作品の鑑賞ポイントなどをお話しする「ミュージアムトーク（6月7日、6月21日、7月5日の土曜日、午前11時から30分程度）」にもぜひご参加いただき、それぞれの作品に描かれた風景とその心を実感いただく機会になれば幸いです。

※展示内容：東山魁夷作品29点

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